山小屋バイトの体験談!迷っている方は参考にしてください

どうも。意識の塊です。

「山小屋での住み込みバイトをやってみたいんだけど、どういう感じか想像がつかなくて不安…」

「人見知りでもやっていけるの?」

そんな悩みや疑問を抱えていませんか?

山小屋バイトの存在を知ったとしても、どういう感じか想像できなくてなかなか決心できませんよね。

私は登山にハマり出して、自然の中で生活してみたい!と思っていたので、半年間山小屋で住み込みバイトをしてみました。

その結果

1、自然の中でストレスなく生活できて最高!

2、そんな生活の中でお金も貯まる!

3、山に関する知識が入ってくるので自然がもっと好きになる!

と言うメリットがあったので、悩んでる皆さんにも実際に体験してほしいです。

この記事を読んで、是非ワクワクした気持ちで住み込みバイトに向かってください。

<仕事内容>

・山小屋での住み込みバイトとは

登山客の多い山では、中腹もしくは頂上に山小屋、山荘があります。

山の上のホテルのようなものです。

登山客はそこで昼食や軽食を取ったり、宿泊したりします。

山小屋と言ってもホテルと同じようなものなので、当然従業員が必要です。

ただ、普通のホテルとは違い、山の中にあるので家から通勤したりはほぼ不可能です。

なので、そういった山小屋は従業員が寝泊まりする部屋が用意してあって、みんな住み込みでバイトをするのです。

山小屋によっては夏のみの営業で、その期間だけバイトを雇います。

1年中空いてる山小屋でも、繁忙期と閑散期とあるので、お客さんの入りに応じて長期や短期でバイトを雇います。

基本的には宿泊費、食事は無料で提供され、小屋周辺にはお金を使う場所はどこにもないので、自然の中でゆったり生活しながらお金を貯めることができます。

事業を起こすためや海外に出るため資金作り、単純に自然や登山が好きだという人が働いているケースが多いです。

・仕事内容

仕事内容は、ホテル業とほぼ同じです。

食事の提供、館内の掃除、接客などです。

・1日の流れ

朝はまずお客さんへの朝食の提供から始まります。

朝食の担当は順番に回ってくるのですが、担当の人は5時起き、他は6時起きです。

食事の提供が終わったら従業員みんなで朝ごはんを食べます。

そのあとはみんなで一斉に館内を掃除します。

掃除の後は全員一旦休憩で、そこからそのまま2、3時間の休憩に入る人と、仕事してその後休憩に入る人に分かれます。

昼食は12時にみんなで食べます。

その後、基本的には全員でお客さんに食事を出して、片付け終わったら従業員全員で夕食を食べます。

夕食の後は自由時間で、私の場合は11時ごろには寝ていました。

・休憩時間の過ごし方

マネージャーがシフトを組んでいたのですが、基本的には1日8時間の労働になるように組んでくれていました。

昼の休憩でも、合計4時間くらいは休憩を貰えていました。

私は本を読むのが好きなので、ほとんどを読書に使っていました。

それ以外は散歩したり、昼寝したり。

天気の良い日の散歩はマジで最高でした。

シフトをうまい具合に組んでもらって周辺の山々を休憩中に縦走したこともあります。

あとは、私は瞑想を日課にしてるので、休憩が終わる30分前から瞑想して仕事に戻るようにしていました。

・休暇の過ごし方

月に1回1週間ほどの休暇があるのですが、従業員は基本的には実家に帰って過ごす人が多かったです。

私の場合は実家が遠かったので、基本的にはホテルで過ごしました。

あまり一人旅をするタイプではないのですが、昼から飲み歩いてみたり、いつもはできないことができてとても楽しかったです。

半年のバイトの期間で3回の休暇があったのですが、最後の休暇は北アルプスの縦断に行きました。

初めての体験で、北アルプスのダイナミックさに感動しました。

・辛かったこと

正直、最初の2週間ほどは環境に慣れずに辛かったです。

接する人が従業員しかいないことと、簡単には下山できないプレッシャーで、きついなと思っていました。

ただ、やはりこういうバイトをしようと決めた人たちの集まりなので、共通点も多く、2週間が過ぎる頃には打ち解けて仲良くなっていました。

それ以外では特に辛いと感じることはなかったです。

<人間関係>

・人見知りでもやっていけるの?

安心してください。人見知りでも、やっていけます。

山小屋生活で気づいたことは、山小屋までバイトしにくる人たちは、やはり少し似てる部分があるなということです。

超人見知りの従業員もいたんですが、なんだかんだ楽しそうに生活していました。

・一人の時間はあるのか?

日中の休憩時間は、基本的に一人で過ごします。

なので、私は本を大量に読むことができました。

後は、晩御飯終了から寝るまでの時間も自由で、一人で過ごすことも可能です。

私の場合は、最初の方はすぐに部屋にこもって漫画を読んでいたのですが、徐々に打ち解けてきてからは他の従業員とゲームしたり映画見たりして過ごすようになりました。

・働いている年齢層

私が働いていた山小屋には、合計で10人の従業員がいました。

マネージャー2人が40歳前後、バイトは一番下が19歳、上が38歳といった感じでした。

私はたまたま同い年の人が2人もいたのですが、他はバラバラでした。

でも結局、上下関係とかも曖昧な環境なので、年齢差関係なくみんな仲良くなっていました。

<準備系>

・持って行ったほうが良いもの

基本的な登山の道具は必須になります。

私は半年間の滞在で、70Lのバックパック、60Lのスーツケースにパンパンに荷物を入れて持っていきました。

私はその時はKindleを持っていなかったので紙の本を大量に持って行ったのですが、重くて非常に大変な思いをしました。

みんなで遊ぶ用に、トランプなどのカードゲームを持っていくのもおすすめです。

私は持って行ってなかったのですが、他の従業員で何種類かゲームを持ってきている人がいて、夜の自由時間でみんなでかなり盛り上がりました。

後は、持っていくものではないですが、YouTubeやNetflixなどに有料登録して、スマホに動画などをダウンロードできる状態にしておくのもかなりおすすめです。

・山小屋バイトで必要なスキル

基本的に未経験の人でもできるような内容になってるので、特別なスキルは必要ないです。

必要ではないですが、接客業ですし、お客さんに食事の提供もするので、飲食店での経験があるとスムーズに始めやすいかと思います。

<その他>

・給料、福利厚生など

私の場合の給料は、日当が7000円で食事、宿泊費無料でした。

山小屋でお金を使うことがほとんどないので、日当7000円はまるまる貯金していました。

お酒が好きな人は、従業員割の価格でお酒を買っていました。

あと、体調を崩した場合は普通に休みをもらえるのですが、休んでいる間の日当も出ていました。

風邪で体調を崩して5日間ぐらい休んだことがあるので、感謝感謝です。

・途中でやめれるの?

途中でやめようと思えばやめれます。

私がいた山小屋でも、歩荷中に怪我をしてしまった人が途中下山しました。

それ以外の精神的な理由での途中下山もできるとは思いますが、私がいた期間中ではそれでやめた人はいませんでした。

<まとめ>

・向いている人、向かない人

自然が好きで、あまり社交的ではない人はとても向いていると思います。

理由は、狭いコミュニティで逃げ場がないので、コミュニケーションを磨くいい訓練になると思うからです。

とても社交的な人からすると、新しい出会いがなかなかないので少し物足りなく感じるかもしれもしれません。

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